2013/2/14

たまに、若き世代アーティストと話をするとき。

「最近、制作してる?」と聞くと「時間とお金がないんです。」と答えてくる人がいて、拍子抜けする事があります。

 

芸能界とかもそうだけど、全国のプロ思考のアーティストは時間とお金がない人は95%をしめてる気がするんですね。残りの5%は、その道で大成功した氷山の一角をゲットした人、裕福で時間もお金もゆとりある人、もしくはパトロンがいる人くらいで、残りのプロ思考の95%の人は時間もお金もないのが当たり前だと思うのです。そこを、制作しない理由にするのは厳しい言い方かもしれないけど趣味の人の考え方で、決してプロ思考の人の考え方ではないと思います。

 

時間とお金がないときは逆にチャンスで、限りある中の無限の可能性に挑戦するのが発想やら創造の世界であり、そこから搾り出す作品は裕福で時間にゆとりがある時には出せない制作になるんです。苦しいですよ、そういう制作は。神様助けての世界です。でもね、登山と同じで苦しかった道のりだからこそ山の頂上から見える景色に感謝と感動が膨らむんです。

 

自分は、16歳で家を出て歩いてきたアーティスト道は獣道でした。沢山の修羅場を乗り越えてきたぶん、搾り出すことばかりで制作というものの限界ばかり体験してきました。だけど、修羅場を乗り越えたときにしか見えない絶景があるんです。達成感や、周りからの愛情への感謝だったりとか。だから、歩き続けてこれました。それは、これからも変わらないし、違うジャンルでぶっとんだ生き方をしてきたアーティストと色々やってみたいです。

 

限りあるものを無限の創造に変えるのが、プロの表現者なのではないかな。